上司が部下の育成をしていくにあたり部下は自ら目標を立てるのが当たり前・立てていて当たり前と思っていませんか?
最近では部下が目標を立てないことや目標を立てようとしていないことが意外に驚くべきことではない時代になってきました・・・
それは
部下が目標を立てない理由として「お金に興味がない」「働きたくない」「特に何かしたい訳ではない」などが挙げられます。
部下自身は何も求めていないのに目標もなにも必要ないと感じているのが現実で、上司からすると会社に勤めていて何も目標設定をしていない部下の状態をみて怒りを通り越し、呆れているのではないでしょうか?
とはいえ、目標を設定していて頑張っているのに気持ちをわかってほしいと感じている部下もいます。そんな部下の気持ちを知ることも育成の1つです👇
今回はそんな頼りない部下に対して上司のとるべき行動と考え方について説明していきます。
部下の育成と目標設定の関係とは?
部下を育成するにあたり、部下の目標設定は必要なのでしょうか?
まず就職する時点で何かしらの思いをもって会社や職種を選んでいるなのですが、これといった目標がなく何のために働いているのかわからないといった部下が多くいるのは事実です。
人は何か目標がないと考えることや行動を一切することはありません・・・そうなると成長はしませんし、ただただ年齢を重ねていくだけで時間のムダでしかありません。
そんな感覚の人が入社してきて上司であるあなたの部下になってしまったら迷惑でしかありません・・・
目標設定をしない部下ほど仕事において足を引っ張る存在ですし、上司が部下を育成していくにあたって目標がない部下ほど育成しにくいものです。
部下の目標設定は上司からすると育成に大きく関わってくる問題です。
部下の育成に必要なこととは?
部下の育成には4つのたいせつな項目があります。
簡単にいうと『人の心を動かせる力』なのですが、その『力』の詳細を説明していきます。
上司の仕事にたいする「情熱」
『情熱』
仕事や趣味、なんにでも当てはまりますが、熱い想いが大切ということです。
情熱があるから損得感情にならず目標のためにつねに行動できますし、考えることをやめることはないでしょう。
上司の熱い想いがあれば心が動く部下はたくさんいるはずですし、上司の情熱のある仕事への姿勢や発言は部下の行動や考えを大きくかえることだってあります。
経験抱負な「説得力」
何かにつけて否定的な部下も多くいますが、そんな部下の考えを変える方法の1つに『説得力のある言葉で話す』があります。
ですが説得力は経験や人柄で大きく変わるもの・・・
ただ目に付いた部下に今、閃いたような言葉を伝えても薄っぺらな想いしか伝わることはないでしょう。
部下の育成に必要なことを伝えたい場合、説得力を高めるため、イメージトレーニングをすることをオススメします。
スラスラとメリハリをつけて想いを伝えることは説得力がかなり増す方法です。
「部下に必要なことを伝えたい」時はじぜんに会話の準備をしておくといいでしょう。
部下の心理を理解する「分析力」
「目標設定ができない・興味がない」部下でも考えや気持ちを変えてあげることは可能です。
ですが行き当たりばったりで部下にアクションをおこしても部下の気持ちは変わりませし、むしろウザがられて嫌われるかもしれません・・・
どんな部下にも特徴はあり、どのタイミングでどんな感じで話せばいいのか?どうすれば仕事に対して前向きになってくれるのかを分析することです。
部下の気持ちや考えを100%理解することはできませんし、する必要もありません。
ですが、上司として部下の仕事に対しての姿勢を正すことは正しい考えなので、仕事をキチンとしてもらうための分析(理解)はするべきでしょう。
モチベーションや考えを変えてくれる「環境」
「環境は人を変える」と言いますが、部下の育成にとても大きく関わる項目です。
「会社全体に活気がない・上司が無能・先が見えない会社」など部下のやる気を削いでしまうような環境ではとてもいい環境とはいえません・・・
負の連鎖はすぐに広がるものですし、もし入社してきたとしても目標設定もせず、やる気のない毎日を過ごす部下が出来上がります。
環境は部下のモチベーションや考えを大きく変える要因なので要注意です。
部下の目標設定が必要な理由は?
何事も目標がないということはゴールが明確ではないということです。
まだまだ若く、未来ある部下が目標設定をしていないことは自ら成長を止めているということになるので必ず部下に目標を設定させるようにしてください。
育成させやすくなる
目標があるということはゴールがあるということ。
ではそのゴールに向かっていくにはどうすればいいのかを逆算してあげれば道筋は見えてくるはずです。
1つ1つ項目を明確にし、1つ1つクリアしていくだけで前に進んでいる実感が感じられるものなので、おのずと部下はやる気がでて、上司のアドバイスを素直に聞いてくれるようになります。
部下自身が目標に向って仕事をするだけではなく、上司であるあなたも部下の目標を知ることで育成のやり方が明確にわかってくるものです。
成長しやすくなる
目標がわかって向かっていくゴールが明確になっているのなら、トントン拍子に成長していく可能性が高くなります。
1番ムダなことは遠回りをすること。
最短距離でゴールする方が効率的ですし、壁にぶつかることが少ないので精神的にもゆとりをもって仕事をさせることができます。
部下の成長には経験が不可欠ですが、ムダな経験をしている人がかなり多いのではないでしょうか?その原因は遠回りをしているからであって最短距離で進めばムダな経験をする必要はありません。
「部下を育成しやすい・部下が成長しやすい」絶対条件は部下の理想としているゴールを上司が把握しているかでかなりかわるので、しっかり部下を観察しておきましょう。
部署全体の目標が明確になる
部下が10人いて10人中1人でも何の目標も持っていない部下がいるだけで、部署全体の効率が悪くなります。
基本的には部署の目標を部下全体でクリアしていくものですが、個人個人の目標もあるに越したことはありません。
もし1人1人がそれぞれの目標をもち、その目標を共有できたのならお互いに支えになることは間違いないでしょうし、クリアした時の喜びを分かち合えるのでキズナが強くなります。
そうすると部署の目標に対して意見をしてくれる部下がほとんどになり、強いチームワークで取り組めるようになります。
社内の雰囲気がよくなる
目標設定をすると部下自身のモチベーションが高くなり、考えから行動までがガラッと変わるものです。そんな様子を見ている上司やほかの部下も触発されて自然と動きが良くなります。
職場というところは雰囲気がかなり大切で、雰囲気1つで業績が上がったり下がったり、最悪の場合、退職者がでることも普通です・・・
誰もギスギスした職場で働きたいとは思いませんからね・・・
社内の雰囲気は部下や上司が作っていくものです。なので目標を設定して「向上していこう」と思う気持ちが必ず必要になります。
部下に責任感が生まれる
部下が目標を設定することで責任感が生まれます。
自分で決めた目標でも上司が決めた目標でも少しくらいは意識して行動するものです。
もし3日坊主でなにもしなくなったとしても、上司であるあなたが部下の管理をしている限りはサポートしてあげることです。
いくらしっかりした部下でも時には壁にぶつかることもあるはずなので、その都度支えてあげる・・・そして的確なアドバイスをしてあげることが大切です。
部下が目標設定をしない理由
何もいわないと目標設定をしない部下はたくさんいます。
それは「今後、どうなりたいか?どうしたいのか?」がないからです。
目標設定をするとどれだけのメリットがあるのかを上司が伝えてあげることが大切なのですが、そうゆう上司からのアドバイスすらも嫌うもの・・・
ではどうすれば理解してくれるのでしょうか?
部下が目標設定をしない理由の詳細をしって対処していきましょう。
上司や部下から期待されたくない
目標設定をして上司や部下がそれを知ると、注目されたり、気にかけてきたりするものです。
そして目標をクリアできるかどうかを期待しはじめるのが他人の考えで、その期待が部下には重く邪魔に感じるものです・・・
期待されて結果ダメだった場合をイメージしたくなくてもしてしまうものなので、できるだけ関与してほしくないというのが本心でしょう・・・
期待をされると「その期待に応えたいから頑張る!」人と「期待されてるから本来の力が出せない・・・」人は必ずいます。
「期待されたくない」と感じて目標を設定しない部下は、部下自身が「期待=マイナス」になることを知っているからになります。
責任やプレッシャーを感じたくない
責任やプレッシャーも同じような感覚です。
目標を設定したのなら責任をもってプレッシャーと戦いながら仕事をしていくのが当たり前・・・
そんな責任やプレッシャーを負担に感じたくないのでしょう。
よくいうのは「プレッシャーに弱い・プレッシャーに強い」
強いか弱いかは部下自身が1番わかっていることですし、責任を重りにしか感じられない部下もいます。
最近では役職を辞退してでも責任を抱えたくないというような感覚の人が目立つようになってきました・・・
役職がつけば給料はあがるものなのに、お金より責任を避けているということで、精神的につらい思いをしたくないと感じている部下にありがちな理由です。
プレッシャーを「挑戦」にかえるという考え方は意外に気持ちが楽になります👇
部下の仕事に対するプレッシャーを理解してあげることは育成に繋がります👇
働きたくない
単純に働きたくない・・・
働かないとクリアできないことはわかっています。
ですが部下自身はできれば働きたくないと感じているのなら目標を設定したくないものです。
目標を設定してしまったら上司や部下からの後押しやサポートが原因で働かなくてはいけない状況ができてしまうため、わざと目標を設定しないケースがあります。
このような部下への対処法は「働く必要がなくなるように今、働く」ということを伝えることです。
仕事にやる気がでないのも同じような理由なので参考にしてください👇
お金に興味がない
「時間優先・非効率がキライ・会社や上司に使われたくない」
こんな考えをもっている部下は「お金に興味がない」ケースが多いです。
お金がないと何もできないのが今の社会なのですが、お金を稼ぐために自分を犠牲にしたくないという考えが「お金<時間」になる原因です。
お金に興味がないから出世や昇給も興味がない・・・だから目標を設定する必要もないということです。
このような部下には仕事で学べる大切なことや、自分の時間を犠牲にすることで人との繋がりができることの重要性を伝えてあげましょう。
そして働いてお金を貯めることの大変さをしってもらうことも部下にとっては大切な経験です。
人生の目標がない
そもそも人生の目標がないケースが多くあります。
なんとなく「食べていけるからそれでいい」という部下は何も考えていないといっていいでしょう・・・
確かに「人生の目標はなんですか?」と聞かれてスッと答えがでてくる人はほんの数人かもしれません・・・ですが、あなたの部下になったのなら小さな目標でもいいので設定させることをしましょう。
それが人生の目標にはならないかもしれませんが、部下のやる気や気持ちが少しでも動いてくれれば価値はあります。
上司が部下の育成のために目標設定をしてあげるべき理由
部下自身で目標を「設定しない・しようとしない」のなら上司であるあなたが、部下の育成のために目標を設定してあげるべきです。
見て見ぬ振りをしていては部下の気持ちは腐っていくばかりなので、管理・サポートをしっかりしてあげましょう。
部下達の気持ちをまとめるため
上司のあなたが部下の育成のために目標を設定してあげるメリットの1つとして部下達の仕事にたいしての気持ちをまとめることが挙げられます。
上司なら会社の業績を上げないと評価が下がってしまうものなので、目標を設定していない部下達に共通の目標をたててあげましょう。
その目標とは、会社の目標です。
結論をいうと同じ方向にむいている目標ならなんでも構いません・・・ですが、会社に貢献するためにも仕事に関係した目標を立てさせることがいいでしょう。
そうすることでおのずと部下達の気持ちは1つになり、効率のいい仕事のやり方や助け合いながらの仕事ができるようになるものです。
部下の育成に社員全体を利用することで効率がかなりアップします。
社内の雰囲気を向上させるため
業績をあげるため上司は部下の育成をしなくてはなりませんが、目標を設定してあげることで、達成しても上司がしっかり管理しているため、「次の目標、次の目標」と終わることのない向上心が身につきます。
いずれそれが社内全体に広がり、雰囲気を向上させてくれるようになると「部下の育成が一歩進んだ」と捉えてもいいでしょう。
部下個人の育成のため
いつまで経っても目標を設定せず、業績をあげられない部下に対して上司としての最終手段は上司が部下の育成のために目標を設定してあげることです・・・
強制的に上司が目標をたててあげることで尻を叩かれてでも上司は部下に目標を達成させないといけないという義務感ができます。
それと同時に部下は上司からの期待や圧力で行動しないといけません・・・
この強制力が嫌でも部下を育成して業績をあげる方法です。
部下1人でなんでもできるようなら問題ありませんが、より会社に貢献してもらわなければいけない状況なのであれば部下の育成のために目標を設定してあげるべきでしょう。
育成しても目標設定しないダメな部下ばかりなら転職を考える
どこの会社にも何をしてあげてもダメな部下はいます。
もしそんな部下ばかりの会社で働いているのならあなたの足を引っ張っている大きな原因です・・・あなたにも何か目標があるはず・・・その目標を邪魔するような部下のいる会社は辞めるべきでしょう。
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部下の育成と目標設定のまとめ
部下の育成には上司の部下への配慮や管理力が必要です。
部下自身に全て任せていては目標設定すらしないダメな部下が育ってしまう可能性がたかくなります・・・
「部下の責任は上司の責任」という言葉が昔からあるように必ず部下に目をかけてあげるようにしましょう。そうしないと上司であるあなたの評価が下がってしまうかもしれません・・・
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