- 上司の評価を悪くするために辞めてやろうか・・・
- 会社を退職したいけど上司の評価が下がるかもしれないのが心配
- 上司の評価と部下の退職が関係していないのが疑問
- 部下が退職する時の上司の考え方が理解できない
「部下が会社を退職する」ということは上司自身の評価が下がるものなのでしょうか?部下のことを何にも考えず自分のことだけを考えている上司の評価を部下は「下げたい」と思っているケースが多く見られます・・・
近年、会社に不満がなくてもスキルアップや経験という理由で転職する人が増えているため会社からしても部下の退職は上司の評価が下がらないようになってきているのは事実です。
今回は部下の退職が上司自身の評価に繋がらないワケや部下の退職が多い上司の考えについて説明していきます。
部下の退職が上司自身の評価に繋がらないワケとは?
「部下の退職は上司の責任」と昔からいわれているように、上司が部下をしっかり管理していないと部下は退職してしまうケースが多いのですが、最近では「部下の退職は上司の責任ではない」という考えが普通になってきました・・・
結論と簡単にいうと
「会社や上司への不満での転職ではない」退職が増えてきたからです。
では上司の評価が下がらない・繋がらない理由を掘り下げていきます。
歩合制の職場では部下の退職で上司の評価は下がらない
仕事のやり方には2種類あります。
『固定給』と『歩合制』です。
どちらが多くなってきているなどは定かではありませんが、歩合制の職場の場合は仕事の成果が評価の対象になるため、よっぽど成績の悪い部下ばかりを育ててしまった上司でない限り、部下が退職したからといって上司の評価が下がることはありません。
上司の役目は部下の管理・育成です。
もし1部の部下が退職したとしても、全体で成果を出していくことができていれば問題ないですし、部下が退職したとしても残った部下を育成して成果を出せばいいだけです。
退職するかどうかは本人の意思なので、何の権限もない上司には退職してしまう部下を引き止めることが基本的にできません・・・会社や上司が原因での退職希望なら改善のしようがありますが個人の意思ではどうにもできないケースが多いです。
歩合制で部下個人の業績が給料に反映されるシステムの会社は最低限の利益さえ確保できれば会社自体は存続できるので、部下の頭数ではなく部下の質と効率のいい仕事をしてくれていればいいので部下の1人や2人いなくなったところで何も問題もないということなので上司個人の評価は下がらないという答えになります。
業績に大きく関わる部下が退職するわけではないから
もし退職してしまう部下が優秀で部署の業績を半分以上占めるような存在なら、利益に大きく影響が出て会社が傾く可能性があります。
優秀な部下が退職して部署の業績が大きく下がってしまうと管理不足で上司の責任となり評価も下がってしまうかもしれません・・・
ですが逆に業績が悪く「使えない部下」が退職をする場合は、退職をしても会社に大きな影響がないので上司が会社から責められることがなく評価は下がりません。
会社にたいした貢献もしていない部下の退職は売上が下がるわけでもないので、ただ「人件費が減って助かる」というのが会社の考えです。
逆に会社自体の業績が悪く、人員を削減したいと思っている状況なら会社に貢献できていない部下を退職させると上司の評価が上がるかもしれません。
上司のやるべきことに部下の退職は含まれていないから
上司の仕事は部下の管理と業績のアップです。
部下の退職は業績に関係してきますがやり方や考え方によっては部下が退職したからといって業績が落ちるわけではありません。
ですが、部下の退職が続いてしまうと会社側から「退職者を出さないこと」を目標とされるケースもあります。なぜなら求人にかなりのコスト(費用)がかかるからです。
会社側から上司に1番求められる目標は業績や利益をどれくらい出しているのかになるので、部下が退職したとしても業績を維持できれば上司の評価は下がらず影響はしません。
もし部下が退職して上司の評価が下がることがあるとしたら、不測の事態(ハプニング)に備えて部署のチームワークなどの体制を管理できていない場合になります。
部下の退職理由が上司に関係ないから
部下の退職理由が上司が原因ではない場合は、上司が会社に不利益を与えることにはならないので評価が下がったりはしません。
ですが明らかに上司が原因で部下が退職することになったら、コストをかけて獲得した人材を失うことになるので上司の評価は下がるでしょう。
部下の退職理由がスキルアップや違う職種に転職を希望していたり、家庭の事情でやめなければならないケースは部下の事情になるので上司が責任を問われたり評価が下がるようなことはないでしょう。
近年、働き方がさまざまでフリーランスを希望している人もかなり多くなってきているので、昔とは違い、部下の退職に対して会社側も上司に責任を問わなくなってきている傾向にあります。
もし部下の退職理由が会社への不満の場合も上司の評価は下がることはありません。
部下の退職が多い上司の考えとは?
部下の退職が多い上司には自分勝手な考えをしているケースが多く感じます。
基本的には「上司自身に影響がない」「部下に興味がない」などさまざまですが、まとめると『自己中心的』ということ・・・
そのままで上司の考えの環境にいては同僚をたくさん失う結果になることは間違いありません。
退職希望の部下を引き止める気がない
「退職したい」と思っている部下に対して上司は、「去る者追わず」的な考えをもっている人がほとんどです・・・
人の心理的に1度決めたこと(ストレスなどが原因で)は気持ちが固まっているので、部下が退職したいと思って上司に相談してきた時点で頭の中は転職のことばかりだったり、「とにかく早く辞めてここから離れたい」「楽になりたい」という思いで頭の中がいっぱいです。
そのような考えの部下を引き止めることは時間のムダだと考えていますし、引き止めたとしても1度退職を願いでた部下の不満を改善することを上司自身が叶えてあげることはほぼ不可能といってもいいでしょう・・・
ムリに退職をさせなかったとしても部下の不満は消えることはないので、少しずつ前よりも強い不満を持って部下が働くことになるため仕事に対して思いが減り仕事の効率が悪くなることは目にみえています。
それに「退職したい」「不満がある」という雰囲気は部下全体に広がるものなので退職願望をもつ部下が増える可能性があります。
部下の退職と上司の責任は関係ないと考えている
上司は部下の本当の気持ちを理解することはできません・・・
毎日、部下がストレスに感じるようなコミュニケーションをとっていたとしても、部下が退職することが上司自身の責任だと思っていません。
部下の中には仕事で上司と嫌なことがあってもポジティブに解決に向けて話し合いをしたり、自分に悪いところがあれば直すような努力をしている部下もいます。
もし、そのような部下と比較してしまうとポジティブに行動している部下と乗り越えられなかった部下という感覚で捉えるので、「部下が能力的についてこれなかったのだろう」と解釈するものです。
とはいえ、仕事を退職するかどうかを決めるのは部下自身なので、責任が上司自身にあるとは思っていません。上司に責任を感じてもらうことは難しいでしょう・・・面倒ですが会社や上司への不満を話す場を設けてもらうことが必要ですし、そうでもしないと上司に責任があることを上司が自覚することはないでしょう。
部下が退職しても仕事には支障がないと思い、何も感じない
最近では部下が退職することが珍しくないことと、退職の理由が上司自身にないと感じ、ショックを受けることはありません。
何年もの社会人生活と部下を管理する立場の場合、離職率が低い職場ではない限り毎年当たり前のように数名は辞めていくので、部下が退職していくことに慣れています。
上司という立場なので部下が退職していく度にショックを受けていては上司として務まらないのです・・・
会社にはまだ頑張っている部下いますしケアもしないといけないので、上司なら退職した部下のことに対してショックを受けて沈んでいる場合ではないということ。
退職してしまった部下が次の職場で良い仕事が出来るように応援してくれているかはわかりませんが、「退職した部下の穴埋めをしっかりしないと」とは考えているはずです。
今の時代、転職するのが当たり前と考えている
昔は就職したのならリタイアするまで同じ職場で働きつづけることが当たり前でしたが、今はスキルアップや会社・上司に対して不満があると転職してしまう時代だと考えています。
その証拠に会社や上司に対して不満がなくても、ある程度、部下自身が仕事ができるようになると次のステージを求めているために退職していく人が増えていることを知っています。
どんな理由だろうと「退職したい」と告げてきた部下を引き止めることはしないでしょう。
転職は自己責任で、上司には関係ないこと・・・他人が口出しすることではないと思っています。
半ば時代のせいにして転職するのが当たり前と思い、引き止めれば残ってくれるような部下も残念ながら手放してしまっています。
部下にもよりますが、「引き止めてほしい部下」と「関わって欲しくない部下」がいるので一概には言えませんが、強い引き止めが無いことで会社から必要とされていないように感じて寂しい気持ちになってしまうかもしれないケースもあります。
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まとめ
今時の上司は部下の退職に対して何も感じることがない傾向にあります。
上司の評価が下がらない理由や部下が辞めていく上司の考えはこれだけではありません・・・
上司の評価は部下が退職して業績が悪くなったら下がりますが、部下が退職しただけだと評価は下がりません。
管理職でも全ての部下を管理することは難しいですし、部下1人が退職しただけで評価が下がったり上がったりなどはほぼないでしょう
「上司の背中をみて部下は育っていく」
もしこの言葉はそのまんま適応している会社なら部下は同じような人間になり、また多くの退職者を生むでしょうし、そんな上司になった自分も情けなく感じてくるに違いありません。
上司に今回お伝えした考えが垣間見えたのなら、同じ道を歩まないようにするため退職して別の環境へうつることをオススメします。
今は上司が「退職したいという人」を引き止め続けることはないので、退職したいと思ったら余裕をもって退職日を計画的にきめておきましょう。
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